わたくしごと

夜な夜なゴトゴト

人見知りするくらいに久々のブログ更新です。こんばんは。
あなたがいかがお過ごしであろうが、私の家がペット禁止でうさぎを飼えないことにはかわりないので、今日は尋ねずに先を急ぎます。

 

さて、ここ最近、特に募集をしているわけではないのですが、音楽にまつわるお仕事の依頼をいただくことが増えてきました。
それ自体ももちろん不思議なのですが、さらなる不可思議はその依頼内容にあります。
というのも、その多くが「こういうことをしてほしい」「こういうことってできる?」といった一般的なものではなく、「好きにしてもらっていいから、感想を形にしてみせてほしい」「要望はかえって君の邪魔になると思うから、まず考えを聞かせてほしい」といったスーパー丸投げ案件なのです。

一度も面識のない私の性格を見透かしているかのような文面に震えながらも、気付けば無数の提案を打ち込んだ画面が目の前にあり、瞬きを済ませば「送信完了」の文字が視界に踊っている。ここ数週は、そんな幻を繰り返し見ています。

生意気・身分不相応・無礼者。
そのすべてにもれなく該当する発言であることは重々承知のうえでお話します。
私は今も昔も、自分が魅力を感じないアーティストや作品にはまるで興味を持てない人間です。
「仕事だから」という理由だけでは、言葉どころか、感情のひとつさえ生むことが出来ません。
「思ってもいないことは書けない」という一見もっともそうで、下手すれば信頼までされちゃいそうなラッキーワードを発したいところではありますが、実際の理由は「なにも浮かんでこないから書けない」という高卒ここに極まれり、なもの。

なもんですから、イヤホン越しに日々絶対の信頼を寄せているアーティストからの「好きにして」という真っ白なご依頼は、私にとってこれ以上ないポテコであり、ピノであり、クラフトボスのミルクティーなのであります。

そして、これに気を良くしたさいたま育ちの無礼は、あろうことかクライアントに対して、このような決まり文句を差し出すのです。

 

「見てくださる方々と同じタイミングで御覧いただきたいので、ノーチェックでも宜しいでしょうか」

 

はい死刑。ですね。
おまえ、おかね、もらってんだぞ。

 

じゃあ何故に私が今もこうして生きているのかというと、その無茶を笑って許してくださるアーティストの優しさに救われているからです。
そして、その優しさも元を辿れば、画面越し、及びいつかのPOP越しに過去の諸々を楽しんでくださった方々の反応が育んでくれたものだと思っています。
「アーティストを喜ばせることはファンを喜ばせること、ファンを喜ばせることはアーティストを喜ばせること」という私の自論は、かつての経験から生まれたものです。
大切な人の笑顔や言葉に勝る想いなんて、ありはしないですからね。

 

7月のはじまり。それもド深夜になんでこんなことを言い出したかというと、「言いたくなったから」です。
今までもこれからも永遠に、私が何かに至る経緯・動機の全てはそれです。
前言を台無しにしますが、「誰かを喜ばせたくて作ったもの」なんて実はひとつもなかったりします。

なんなら試しに思い返してみよう。
なにかを思いついた。
気付いたら手をつけていた。
なんやかんやで完成した。
結果的にたまたま喜んでもらえた。

あぁやっぱり
ただそれだけのことでした。

 

「なんか知らんが伝えるのは多分今だ!」というひらめきから、手書きでこの感謝を伝えようとしたのですが、ちょっと長すぎたのでキーボードに頼ることにしました。
窓の外からはタイピング音を掻き消すほどの雨音が聞こえてきます。あなたの街はどうでしょう。まぁ、なんでもいいのですが。

といった具合に。
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、私はネットにおける双方向のコミュニケーションを好まない人間です。
このブログ・Twitter・Instagram・YouTubeのすべてにおいて誰もフォローせず、コメント欄も開けず、DMも受け付けておりません。
そうまでする理由の詳細は、またいつかの機会にるりんに喋らせようと思います。あやつは私と性格が結構似ているので。
特になにがあったわけでもなく、私のちょっと面倒な性格によるものなので、公にした際には、「くわぁ~めんどっち~」と顔を歪めながら聞いてください。
あっちもこっちも一方的に話を聞かされるだけの場所と知りながら、自ら目を運んでくださる方々への感謝は尽きようがありません。

 

さてさて、唐突に次ぐ唐突ではございますが、7月10日は私の誕生日です。
ここ5年はお返事企画的なものをせず、なんならSNSでは誕生日に一切触れずで、身のまわりの世話好きな仲間たちからお祝いしてもらっておしまい!だったのですが、今年はTwitterでリプライをお返しすることにしました。動機は「やろうと思ったから」です(・x・)!

詳しくはまた動画でお伝えしますが、もし私が今までに作ったもの(動画、POP、文章、イラストなどなど)のなかで、「これは割と好きだったかも」というものがございましたら、そのときに教えていただけると大変嬉しいです。
億劫がりな性格上、向こう一年以上はそういった感想を受け取る機会がないと思いますので、お時間とご興味がございましたら優しさ片手に渋々ご参加ください。

あぁなんだか無駄に長くなってしまった。謝謝。
謝謝って「ありがとう」というより、字面的には「ごめんごめん!」って感じですよね~ってなわけで、唐突な感謝とお知らせでしたー。