わたくしごと

カード決済心中

こんにちは。どうですみなさん。通販、使ってますか?

何を言っているんだ。
でも、しかたないんだ。
この2ヶ月半における可処分時間の全てをネットショップ関連&チキップダンサーズの視聴時間にあててきたせいで、正直お話することと言ったらそれくらいしかないのです。
ただ、世の中には「さほど興味がなくても、トリアエズで読める」という超人がそこそこいらっしゃる様なので、よろしければ今日も私の与太話にお付き合いください。

 

日々、悩みは尽きず。
なかでも、個人でネットショップを作る際に避けては通れないのが決済関連のコトゴトです。
数ある決済手段のなかで是が非でもおさえておきたいのがそう、クレジットカード決済。
今の世の中、VISA・Masterの対応は超必須でございます。
しかし、「大事だからこそ難しい」というのもまた事実。

「ECサイト運営になど興味はねぇ。通販もAmazon・楽天くらいしか使わねぇ」ってな方々の間でもそこそこ知名度が高いであろう大人気プラットフォーム「BASE」。
これが本当に便利で、カード決済に関していえば、BASEが契約者とカード会社の間に入ってくれるため、一番に面倒な「審査」の工程が不要なのです。
アカウントを作ったタイミングで即日各種カード決済の利用が可能。
更に月額料金は無料で、商品が売れない限りは一円も財布から出ていかないという素敵なサービスなんですね。
しかし、私がカートシステムをお借りしている「STORES」の場合はそうもいかず、キッチリと審査を行わなくてはなりません。

私は、かつてCDショップで6年程通販係兼問い合わせ対応を担当していたのですが、実はそのときにもカード決済の導入をしたことがあるんです。
相見積もりからはじまり、各決済代行会社と毎週の様に「もうちょい手数料さげてください」「これ以上は無理よ」「じゃあ他を検討します」「ちょっとお待ちよ。それなら…カチャカチャ(電卓)」というやりとりを続け、審査のための資料作成をジャカジャカやって、今度はサイトのデザイナーとセキュリティ関係の確認やシステム導入の可否(既存のカートシステムとの相性とかいろいろあるんです)についてああでもないこうでもないとやった末にようやく実装が完了したのですが、今思えばあの頃感じていたクタビレなんてのは大したことなかったなと。
既に経営実績のあるお店のECで、審査自体には何の不安もなかったのですから。

しかし、今回はひとり、しかも個人での物販経験など当たり前にない身分です。
つまりは、実績(信用)というものが皆無なんでござんす。
となると、「もう面倒だから、審査なしでバンバンいけるBASEみたいなプラットフォームでやっていこうかなぁ」とも思ったのですが、手軽さの代償としてあっちは手数料が高いんですね。
特に私の場合は今後も単価の高い商品を販売する予定がないので、一件の注文ごとにサービス手数料、決済手数料、それに加えて+40円という謎手数料まで加算されてしまうとマァ厳しい。
これが原価率60%で一万円の商品を売って、純利益として4000円残る様な商売であれば、謎の40円なんて痛くも痒くもないですが、それが500円以下の商品にも降りかかるとなると、開店前からThe END of the endが確定します。
よって、一度の注文に発生する手数料を極力削らなければならないわけです。

幸いサイト構築の経験はあるので、「プラットフォームを通さず、いっそデザインからカートの導入から、全部自分でやってみようかな」とも一瞬は考えたのですが、そうすると問題になってくるのがセキュリティ面のこと。
仮にオープンまでこぎつけたとしても、その後のメンテナンスのことを考えると私ごときの知識量ではあまりにも心許ないですし、結果的に決済・個人情報が漏洩してしまったりなんかした日にゃ、人生まるごとThe END of the endendendendendest。武勇伝のリズムでお願いします。

まぁそんなわけで、カートシステムと個人情報の管理に関しては、安心のSTORESにお任せして、それ以外の部分を自分でやっていくことに決めました。

審査へ入る前に、まずは基本的なサイトのデザインと、販売商品や店舗(というか私)の情報を揃えなければなりません。
特商法(悪質な店からお客を守る法律です)の表記も販売する商品も何も掲載されていない状態で、「これから売るから審査してちょ」なんて承認を乞おうものなら一発アウトです。
でもって何より苦しいのが、「再審査不可」なこと。
つまり、色々と揃えて揃えて整えてチェックしていざ申請!となっても、「はいあんたの店はVISA・Masterお断り~残念~」と言われちゃったら、それまでの作業が全てパァ。体感的にはパァァァアアアなわけです。
よって、足りない頭を使い、慎重に慎重に、あれこれ調べながら進めていく必要がありました。
Twitterでなにかを検索することなんて人生で3回あったかないかくらいな私ですが、ここ最近は何度も「個人 カード決済 審査」的なワードで頻繁に検索検索。
案の定、「VISAとMasterは落ちた」と嘆いている方が多く、なんなら法人登記して実店舗まであるのに通っていないお店もあったりして、「こりゃあまずいぞよ」と震えたものです。
ちなみにJCBとAmerican Express、Dinersの3社は敷居が低く、フレンドリーなボブって感じです。

考えれば考えるほど、脳裏の奥っ側から可愛い顔したBASEちゃんが現れ、「こっちにはかんたん決済があるよーおいでー」と手招きしてくるものですから気が気じゃありません。
こんなにも「かんたん」の4文字に焦がれる日がくるとは。

そして、審査の話になるとよく出てくるのが、「バーチャルオフィスだと審査が通りづらいらしいよ」というなんとも不確か、しかしどうにも最もそうな情報。これも問題でした。
「バーチャルオフィスってなによ」と首を傾げる方もいらっしゃるかもしれないので説明すると、これはいわゆる「住所貸し」ってやつです。
実際にそこを拠点として業務は行っていないけれど、そこで運営していることにしておいてくれるという便利なサービスですね。
なにがなんでもお客さんに個人情報(特に住所)を知られたくないタイプの運営者に人気で、受電のみではありますが代わりに電話対応をしてくれたり、郵送されたものを転送してくれたり、なかには会議室まで貸してくれるオフィスもあります。
更にどこもかしこも住所がイケていて、南青山・表参道・渋谷・品川なんでもござれ。
バーチャルオフィスの存在を知らない方なら、ショップカードやメールの署名を見た際に「え?このあざらしマートってネットショップ、南青山のビルで運営してんの?」と大変驚かれることでしょう。
軽く偽物ではありますが、良い感じに見栄を張れるところも利点なのだと思います。

私は個人情報を公開することにあまり抵抗がない人間なのですが、特商法に記載されている番号に片っ端から電話をかけるIT企業の営業マン&コンサル系の資料送付ラッシュの餌食にだけはなりたくなかったので、当初はバーチャルオフィスを借りる予定でした。
なかには、契約手数料が一万円、その後は月額500円という破格のところもあったのですが、ここでもまた問題が。
それは、先程もちょろっと触れた「郵送物の扱い」です。

お安いところはどこもかしこも「毎週、もしくは月に一度預かった郵便物を問答無用で転送しますぜ」というルールを設けており、その際の送料が通常の2~3倍、なんならそれ以上というケースも多く見受けられました。
直接取りにいくことはもちろん、内容を確認することもできないので、その書類が自分にとって必要なものであるかどうかも判断できないわけです。これは困ったと。
毎回転送されたら、いくら月額費用が安くても送料でパァ。体感的にはパァァァアアアアアじゃないかと。
同じ様な価格帯の4社で同じような案内をされたので、きっと格安のバーチャルオフィスにはサービスの相場が決まっているのでしょう。
安いのには理由がある。先程のBASE然り、それは当たり前の事です。

 

はてさてどうしたもんか~と立ち止まったとき、私の頭にひとりの人物が思い浮かびました。
BASEちゃんではありません。それは、私が小学生の頃から長年通っていたジムのオーナー。
言わずもがなの大金持ちで、県内にマンションを複数所持している様なスーパーオジサンです。

私はダメ元で彼に電話をし、「かくかくしかじかで、ジムの事務室を借りられませんか?」と尋ねてみました(半ダジャレ)。
すると、「事務室は無理だけど、アパートで一室空いてるところがあるから、入居者が決まるまでは使ってもいいよ」と言ってくれたのです。
「使う」と言っても、私がそこに出入りするのは、大きな資材を受け取るときと、ある程度まとまった量を梱包・出荷するときくらいなもの。
少ない数であれば、というかそもそも大量に注文がくることなんてまずないので、メインの作業場は自宅になります。
となると、次なる問題としては「この状況でその住所を運営者の情報として公開していいものなのか?」ということです。
念のためプラットフォームマン(声の感じだと41歳/山羊座)に尋ねてみたところ、「実際にそこで業務を行うことがあるのであればOK」とのこと。
実家からは割と近いのですが、うちからは結構な距離があるのであまり出向くことはないなーと思っていたのですが、こうなってくるとちょっとの量でもそっちでやった方が良さそうですね。
ちょっとした難こそあれど、これにてなんとか住所問題はクリアできました。よかったー。

まだ商品は2・3点しかないのですが、画像や記載事項等、必要な情報は揃ってきたので、印刷物の入稿時と同等の緊張感をもって、審査の申請ボタンをポチッとしたのが二週間ほど前。

結果、一昨日にVとMの二大巨頭&敷居低き優しい3社の審査を通過することができました。

上段の王者感たるや

ありがとうオーナー!小5のときにあなたの娘が運転するフルスピードのチャリに轢かれて左手中指を複雑骨折したときのことは、チャラにさせていただくわ(人生で一番痛かった)。

審査に関しては、通った理由・通らなかった理由ともにカード会社から回答をもらえないので、あくまでも推測の域を出ませんが、おそらくLINEスタンプの売上明細を送付したことも理由のひとつだったんじゃないかなと思っています。
今後販売するものと関連性のある実績というと、それくらいしかなかったですからね。
なもので、過去にスタンプをご購入いただいた方々に心からの感謝を。あなたのチャリになら轢かれてもいいわ。

決済方法に関しては、その他にキャリア決済、Paypal、楽天ペイをご利用になれます。
銀行振込と代金引換に関しては、在りし日の通販マン時代に受け取り拒否や保管期間切れ、未入金の対応に苦労しつづけてきたトラウマがあるので、ひとまず保留とさせていただきたく…
コンビニ決済は、ある程度作業に慣れてきてから検討します。
本当はAmazon Payも導入したいのですが、残念ながら個人では契約ができないので無念無念でございます。

「ネットショップを!大きく展開してやるぞい!」という猛烈な意気込みこそありませんが、新たな趣味のひとつとして、これまでの業務と同様、真剣に運営していく所存です。
オープンの瞬間をもって、ネットショップ&当ブログサイト「23時.com」&YouTube「じーるりん子ちゃんねる」が一本の線で繋がる様になりますので、そのあたりも横目で見ていただけますと幸い中の幸い。

そして、お問い合わせ窓口&たまーーーの情報配信の場として、LINE公式アカウントも開設します。
メールだと問い合わせのハードルが高いというか、お客さんの脳も手も煩わせてしまうかと思いますので、そのあたりも上手くやっていける様に。

配信に関しては通知がトントンくる疎ましさも分かるので、まじまじのたまーにしか送りません。
基本的な情報はここと、ショップサイトのニュース欄でお知らせします。
LINE公式アカウントに関しては、その他にも用途をいろいろと設けているのですが、お使いいただけるのはまだちょっと先の話なので、時がきたらお伝えしますね。

いやーいつにも増してどうでもいい話に付き合ってもらってしまった。5000字超えたぞ。申し訳ない。
反省した振りして、今度は「激烈苦悩の送料事変」みたいな話をしちゃうかもしれませんが、そのときはどうかご容赦くださいませ。
ちなみに送料は全国一律400円。ポスト便ですらこれが限界。その話はまた後日~結局予告した~。