制作

Develop One’s Faculties『不恰好な街と僕と君』

なかなかに険しい階段を上がりきったあなたが息を整える今この瞬間も地球のどこかで鳴りつづけているであろう1st ALBUM『reincarnation』
飽きとは無縁な不朽の名作へ更なる衝撃を重ね塗る2枚目のALBUMが誕生致しました。
この円盤から放出されるすべてが「4の人間と4の楽器だけ」で構築されているという嘘みたいな事実にア然とする他ない40分。

「未だ見ぬ世界に触れてみたい」と願うお客様には、下手な説明でこの純粋極まる芸術を汚さない様、言葉少なめにサッと手に取っていただきたいのです。
本作に収められた、とある曲をオマージュするなら、

「この音楽の魅力を人に伝えるとき、どうやって言えばいいんだろう」

そんな贅沢な悩みをプロのライター、評論家らに片っ端から植え付けてくれる理屈無用にして最前前前衛の音楽。
悲しさも温かさも優しさも切なさもこの一枚にお任せください。

渋谷なんてご自宅からそう近くはないと思われますので、お帰りの電車内で真っ赤な袋を裂き、まずは前菜の歌詞カード片手に「この言葉がどんな音にのるんだろう」と想像してみるのも乙なモノです。
まぁその想像はきっと再生から数秒で粉々にされるんですけどネ。

そろそろ地球の音楽に飽きはじめてきた全ての愛すべきアウトロー様、及び好奇心に瞳を輝かせるお嬢様に最高の音楽体験をお売りしましょう。